刃物が切れなくなる理由と、研ぎ直しについて
木彫ノミや彫刻刀などの刃物は、使い続けることで必ず切れ味が落ちていきます。
「最近、思ったように木に入らない」
「力を入れないと削れない」
「仕上がりが毛羽立つ」
それは、刃先が摩耗しているサインかもしれません。
ここでは、刃物が切れなくなる理由と、研ぎ直しについてご説明します。
刃物が切れなくなる仕組み
刃物が切れなくなる主な原因は、刃先が丸くなることです。
新品の刃先は鋭く尖っていますが、使用によって少しずつ摩耗し、目に見えないレベルで丸みを帯びていきます。
その結果、木に食い込まず、押しつぶすような状態になります。
すると、
・切れ味が悪くなる
・無理な力が必要になる
・思った通りの彫りができなくなる
といった状態になります。
正しい研ぎの重要性
刃物は研ぐことで切れ味を取り戻すことができます。
しかし、研ぎ方を誤ると、逆に刃物を傷めてしまうこともあります。
◆刃全体を意識して研ぐ
刃先だけを当ててしまうと、角度が崩れ、切れ味が長持ちしません。
刃表・刃裏ともに、面で当てることが大切です。
◆バリ(かえし)をきちんと取る
研ぐと、刃の反対側に「バリ」と呼ばれるめくれができます。
これを丁寧に取り除くことで、刃先が整い、安定した切れ味になります。
プロにご相談いただきたい状態
ご自身でのメンテナンスが難しい場合もあります。
◆刃が大きく欠けている
深い欠けは、形状修正が必要になります。
◆刃先のラインが崩れている
特に丸ノミや彫刻刀は、形状が重要です。
◆何度研いでも切れ味が戻らない
角度のズレや刃先の歪みが原因の可能性があります。
こうした場合は、無理に削り直すよりも、一度ご相談ください。
最後に
刃物は消耗品ですが、適切な研ぎと手入れを行えば、長く使い続けることができます。
切れ味が戻ると、作業の感覚も変わりますし、無理な力が不要になり、仕上がりも美しくなります。
河清刃物では、彫刻刀・木彫ノミ・包丁の研ぎ直しを行っております。
他社製の刃物でも対応しておりますので、メーカーを問わずご相談いただけます。
また、彫刻刀については、継続的なメンテナンスを前提とした定額制の研ぎ直しサービスもご用意しております。
学校教材や長く使い続けたい方にもご利用いただいております。
大切な道具を、これからも気持ちよく使っていただくために、研ぎ直しについてご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
